幅広い価格があるお酢。何が違うんだろう?体にいいこだわった酢を選びたいけど、選び方がわからない。
そんな疑問をもちながら、なんとなくお酢を選んでいる主婦の方って多いんじゃないでしょうか?
- 体にいい安全なお酢の選び方がわからない
- こだわって作られたお酢が知りたい
- 普段の料理に使えるおすすめのお酢が知りたい
実は、お酢の価格の差は原材料と製法によって異なります。お酢によっては安い原材料が使われていたり、添加物がたくさんはいっていたりします。
この記事では、お酢にこだわりたい人に向けて、おすすめのお酢の選び方のポイントを教えます。
この記事を読むことで、買い物の際に値段やブランドに左右されない体にいいお酢の選び方を知ることがきます。
- 「純米酢」国産100%
- アルコールや添加物が入っていないもの
- 有機米なら、なお◎
- こだわるなら「静置発酵法」
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お酢の種類と製法
そもそもお酢とは?
酢酸(さくさん)を3〜5%含む調味料
酢酸とは、酸味のもととなる成分で、お酢はお酒を発酵させることで作られます。
お酢の種類
食酢の種類は、大きく2つに分類されます。
- 醸造酢
- 合成酢
分類 | 種類 | 主な原料 | |
醸 造 酢 | 穀物酢 | 米酢 | 米 |
黒酢 | 玄米 | ||
穀物酢 | 小麦・米・とうもろこしなど | ||
果実酢 | りんご酢 | りんご果汁 | |
ぶどう酢 | ぶどう果汁 | ||
その他の醸造酢 | さとうきび・はちみつなど | ||
合 成 酢 | 合成酢 | 氷酢酸+甘味料+調味料 | |
そ の 他 | 半合成酢 | 醸造酢+合成酢 | |
加工酢 | 醸造酢+調味料 |
一般的に使われているお酢は、「醸造酢」や「加工酢(調味酢)」です。
醸造酢の製法
醸造酢の発酵は、2つの製法があります。
- 速醸法
- 静置発酵法
ちなみに、合成酢は発酵の工程がなく、原材料を混ぜ合わせて作られているので、この製法にはあたりません。
速醸法・静置発酵法の特徴
- 機械をつかい、原料のお酒を強制的に効率よく発酵させる
- 発酵期間:短い(2〜3日)
- 味や香りは粗く、酸味は強い
- コストを抑えて、大量生産できる
- ほとんどの醸造酢が速醸法
- 樽の中で、ゆっくり時間をかけて自然の力で発酵させる
- 発酵期間:長い(2〜3ヶ月)
- まろやかで深みのある味わい
- コストや手間がかかり、大量生産できない
- 熟成することで栄養成分(有機酸)が生まれる
速醸法は機械を使い効率よく発酵させる方法で、静置発酵法は自然の力で長い時間をかける伝統的な発酵法です。静置発酵法で作られるお酢は、栄養成分が多く含まれています。
安全なお酢の選び方
お酢の種類や製法がわかっても、たくさん種類がありすぎて、どれを選べばいいかわからない…
ここでは、そんな悩みに応えていきます。お酢を料理など普段使いが目的で選ぶなら、以下の3つのポイントを意識しましょう。順番に説明していきます。
- 種類:「醸造酢」
- 原材料:「純米酢」国産100%
- 製法:「静置発酵法」
①種類は醸造酢
まず、お酢の種類を選びましょう。冒頭でも説明しましたが、お酢の種類は大きく「醸造酢」・「合成酢」に分けられます。結論からいうと、種類は「醸造酢」がおすすめ。
分類 | 種類 | 主な原料 | |
醸 造 酢 | 穀物酢 | 米酢 | 米 |
黒酢 | 玄米 | ||
穀物酢 | 小麦・米・とうもろこしなど | ||
果実酢 | りんご酢 | りんご果汁 | |
ぶどう酢 | ぶどう果汁 | ||
その他の醸造酢 | さとうきび・はちみつなど | ||
合 成 酢 | 合成酢 | 氷酢酸+甘味料+調味料 | |
そ の 他 | 半合成酢 | 醸造酢+合成酢 | |
加工酢 | 醸造酢+調味料 |
- 穀物酢(米酢、黒酢、穀物酢)
- 果実酢(りんご酢、ぶどう酢など)
- その他の醸造酢(はちみつ酢など)
醸造酢の特徴
- 昔ながらのお酢
- お酒を発酵して作られる
- 市場の99%以上は醸造酢
- お酢の栄養価が含まれる
発酵していない合成酢に比べ、醸造酢のもつ栄養価(有機酸)は、非常に高くたくさんのメリットがあります。
- 食べ物を効率よくエネルギーに変える
⇨ 疲労回復 - 生活習慣病の予防
⇨ 高血圧の改善など - 脂肪の蓄積を抑える
⇨ ダイエット効果 - 腸内環境を整える
⇨ 便秘解消 - 過酸化脂質の上昇を抑える
⇨ 美肌効果
体にいいお酢を選ぶなら、「醸造酢」がおすすめ!
沖縄県を除く地域では、合成酢はほとんど売られていないので、沖縄県に住んでいない方は、種類はあまり気にしなくても大丈夫!逆に沖縄県に住んでる方は、お酢の種類はよくチェックした方がいいと思います!
②原材料は米のみ
種類は「醸造酢」のものを選んだら、次は原材料をチェックしてみましょう!
醸造酢が体にいいのはわかったけど、醸造酢でも、穀物酢とか果実酢とかいろいろあってどれを選べばいいかわからない…
スーパーで売られているお酢のほとんどが醸造酢なのですが、醸造酢ならなんでもいいわけではないです。結論からいうと、普段使いなら穀物酢の「米酢」、中でも「純米酢」がおすすめです。
\「純米酢」がおすすめなの理由はこちら/
- 幅広い料理に使えるため
- 「黒酢」や「果実酢」に比べて、クセが少ないので幅広い料理に使えます。
- 原材料の遺伝子組み換えの心配が少ないため
- 「米酢」の場合、米以外の穀物(とうもろこし等)が使われています。原料の遺伝子組み換えが心配です。お酢は遺伝子組み換えの表示義務がないので、原材料に遺伝子組み換え作物が使われていても表示されない可能性が高いです。
日本では今のところ商業用の遺伝子組み換え作物は作られていません。そのため、遺伝子組み換え作物を避けることからも「国産100%の純米酢」が一番安心です。
- 原材料が米のみで「アルコール」や「添加物」が入っていないため
- 「純米酢」の場合、米のみで作られるので、アルコールや添加物は入っていません。
アルコールは何のために入れるの?
「アルコール」を添加することで、少ないお米でお酢を作ることができるようになります。ただ、アルコールを入れる分、価格は安くなりますが、旨味が少ないお酢になります。
- お酢1Lを作るために必要な米
- 米のみ・・・120g
- 米+アルコール・・・40g
さらに、原材料にもっとこだわりたい方は、お米は化学肥料・農薬が使われていない「有機米」のものがおすすめです。
原材料は国産米100%の「純米酢」を、さらにこだわるなら「有機米」が使われているものがおすすめ!
ちなみに、手軽に使える加工酢(調味酢やポン酢など)は添加物がたくさん入っているものが多いので、なるべく添加物が入っていないものを選びましょう。
参考
富士酢醸造元 飯尾醸造
③製法は静置発酵法
「純米酢」を選んだら、次に製法を確認しましょう。醸造酢の製法は、静置発酵法と速醸法の2つがあります。結論からいうと、「静置発酵法」がおすすめです。
- 樽の中で、ゆっくり時間をかけて自然の力で発酵させる方法
- 発酵(2〜3ヶ月)→熟成(数ヶ月〜数年)
- まろやかで深みのある味わい
- コストや手間がかかり、大量生産できない
- 熟成することで栄養成分(有機酸)が生まれる
- まろやかで深みのある味わい
- 栄養成分(有機酸)が含まれている
- 大量生産できないためコストが高い
こちらは、静置発酵法で作られた純米酢「富士酢」と平均的な米酢の有機酸の比較した表です。
- 平均的な米酢がどのように作られているかがわかりませんが、米酢のほとんどは「速醸法」で作られているので、速醸法で作られた米酢の可能性が高いと推測してます。
- 栄養成分である有機酸の量が多い
- 酢酸以外の有機酸が豊富に含まれている
- さまざまな栄養成分の効果が期待できる
- 酸味が穏やかになる
手間がかかっている分価格は高くなりますが、こだわるなら栄養成分豊富な「静置発酵法」がおすすめです。
「静置発酵法」を選ぶときは、「伝統製法」「昔ながらの製法」「古式」などの記載を確認しましょう。速醸法で作られた場合、静置発酵法やそれに似た言葉の表記はできません。そのため、何も書かれていない場合は「速醸法」の可能性が高いです。
おすすめのお酢5選
ネットで買えるこだわって作られた純米酢(米酢)を5つ紹介します!スーパーで買えるものもあるので、参考にしてください。
おすすめの お酢 | ①純米富士酢 | ②有機純米酢 | ③純米酢 | ④千鳥酢 | ⑤純米酢 金封 |
種類 | 純米酢 | 純米酢 | 純米酢 | 米酢 | 純米酢 |
原材料 | 米 (京都•丹後産) | 米 (福井・石川・秋田県産) | 米 (兵庫県産) | 米・酒粕・アルコール | 米 (国産) |
10mlあたり 価格 | 687円/500ml | 13.7円911円/500ml | 18.2円445円/360ml | 12.3円1200円/900ml | 13.3円578円/900ml | 6.4円
こだわり ポイント | 農薬不使用、静置発酵法、長期熟成 | 化学合成肥料•農薬不使用、静置発酵法、有機JAS認定 | 合鴨農法の有機コシヒカリ、静置発酵法、有機JAS認定 | 有名料理亭でも愛用 | 静置発酵法、スーパーでも買える | 国産米100%使用、
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- 10mlあたりの価格はECサイトの価格を元に計算しています。あくまでも目安としてご参考にしてください。
①純米富士酢(富士酢)
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商品詳細
- 純米酢(原材料:米)
- 京都•丹後産の米は農薬不使用
- 静置発酵・長期熟成
- うまみが強く濃厚な味わいが特徴
こだわったお酢といえば富士酢。深みのある味を感じます。迷ったらコレ!
②有機純米酢(河原酢造)
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商品詳細
- 純米酢(原材料:米)
- 米は、福井・石川・秋田県産の化学合成肥料や農薬不使用。水は、福井県大野市の地下水を使用。
- 静置発酵法
- 有機JAS認定
原材料にこだわったお酢。フルーティーで優しい酸味のお酢です。
③純米酢(マルカン)
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商品詳細
- 純米酢(原材料:米)
- 兵庫県産の合鴨農法の有機コシヒカリを使用
- 静置発酵法
- 有機JAS認定
創業370年以上の超老舗!原材料のお米に特に力を入れています。
④千鳥酢(村山造酢)
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商品詳細
- 米酢(原材料:米、酒粕、アルコール)
- 静置発酵法・2〜3ヶ月熟成
- まろやかな酸味が特徴
アルコールの使用はされていますが、有名料理亭でも愛用される本格派のお酢。
⑤純米酢金封(ミツカン)
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商品詳細
- 純米酢(原材料:米)
- 国産米100%使用
- コスパがよく、スーパーで買える
お手軽に質の良いお酢を使いたい人はこれ!スーパーでもよく売られています。
まとめ|こだわりの純米酢をつかって健康な食事をとろう!
今回は、体にいいこだわりのお酢選びを紹介しました。
お酢選びのポイント
- 「純米酢」国産100%(アルコールや添加物が入っていないもの)
- 原材料の米は有機米なら◎
- 製法は「静置発酵法」
ちょっといいお酢を使うことで、体にいい効果が何倍にも増えるので、ぜひチェックしてみてください!
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