



スーパーにはいろんな「みりん」があるけど、どれがいいんだろう…
と、悩んだ経験のある主婦の方って多いんじゃないでしょうか。
なぜなら、みりんは3種類のタイプのものがあり、その違いがわかりにくいからです。




安いみりんには、安さの理由があります!この記事では、スーパーで買える安心安全なみりん選びのポイントを教えます。
この記事を読むことで、みりんについての知識を深め、買い物の際に値段に左右されない品質のいいみりんの選び方を知ることができます。
結論から言うと…
- 種類:「本みりん」
- 製法:古式製法
このポイントを抑えましょう!
- 本みりん・みりん風調味料・醸造調味料の違い
- 質のいいみりんの選び方
- スーパーで買えるおすすめみりん5選
>> 今すぐおすすめみりんが知りたい方は、こちらをクリック! <<
(スポンサーリンク)
質のいいみりんの選び方



調味料を選ぶ際に大事なことは『ラベルを見ること』です!
では、みりんを選ぶときにラベルのどこを見るのか?
みりん選びのポイントは2つ
- 種類:本みりん
- 製法:古製法
まず種類を確認し「本みりん」のものを、そして、そのなかでも「古式製法」という伝統的な作り方のみりんを選ぶのが一番おすすめの選び方です。




それでは順番に解説していきます!
①種類から選ぶ



みりんは3種類が流通しています。
- 本みりん
- みりん風調味料
- 醸造調味料
(みりんタイプや発酵調味料ともいう)
この3種類は似て非なるものです。
では、その違いを説明していきます。
本みりん・みりん風調味料・醸造調味料の違い




「本みりん」「みりん風調味料」「醸造調味料」の違いはこちら。
- 本みりん
-
- 原材料:もち米、米麹、焼酎や醸造アルコール
- アルコール度数:約14%
- 塩分:0%
- 製法:長期間、熟成させる
- みりん風調味料
-
- 原材料:糖類(ブドウ糖や水あめなど)、米、米麹、科学調味料
- アルコール度数:1%未満
- 塩分:1%
- 製法:混ぜ合わせる
- 醸造調味料
-
- 原材料:うるち米、糖類、醸造アルコール、食塩
- アルコール度数:約14%
- 塩分:2%
- 製法:発酵し、混ぜ合わせる
- 原材料・アルコール度数・塩分は一例です。
3つのみりんの大きな違いは、原材料のほかにアルコール度数と塩分濃度です。
- 「本みりん」…原材料にもち米を使い、長期間(数ヶ月〜1年以上)かけて熟成。
- 「みりん風調味料」…ブドウ糖などの糖類に化学調味料を混ぜて作る。
アルコールは含まない。
文字通り“みりん風”の調味料。
- 「醸造調味料」…食塩が加えられている。
単純に本みりんに塩を加えたものもあれば、水あめや添加物を使い作られたものもある。
「本みりん」は甘いお酒として飲むことができるので、酒類として取り扱われ、酒税がかかります。
一方、「みりん風調味料」はアルコール度数を抑えることで、「みりんタイプ発酵調味料」は塩分を加えることで、酒としての取り扱いでなくなり、酒税がかからず価格を抑えることができます。




質のいいみりんを選ぶなら、「本みりん」がおすすめです!
コスパを抑えたいのであれば、本みりんに塩が加えて作られた「醸造調味料」もおすすめです。
参考サイト:honmirin 全国味醂協会
「本みりん」がおすすめの理由
本みりんがおすすめな理由は次の5つです。
- 上質な甘味がある
- 食材にテリ・ツヤがでる
- 煮崩れを防ぐ
- コクがでる
- 味が染み込む
本みりんは、ブドウ糖やオリゴ糖などの糖類により上品な甘味が仕上がり、テリ・ツヤがでます。
また、アルコールによって、煮崩れを防いだり、味が染み込みやすくなります。
さらに、もち米からできるアミノ酸や糖類が複雑にからみ、深いコクと旨味がでます。




私は、質のいいみりんと醤油だけで、美味しいきんぴらごぼうを作ることができました♪
本みりんとみりん風調味料の成分の一部を表にしてみました。
アミノ酸合計が本みりんは250mg含まれているのに対し、みりん風調味料は一切入っていません。
本みりん | みりん風調味料 | |
---|---|---|
食塩相当量 | 0g | 0.2g |
アミノ酸合計 | 250mg | – |
利用可能炭水化物計 (糖類) | 44.3g | 55.6g |
- 出典:日本食品標準成分表2020年版
- 醸造調味料はデータがありませんでした。
②製法から選ぶ



「本みりん」は2つの製法で作られたものがあります。
- 古式製法
- 新式製法
それぞれ説明していきます。
古式製法・新式製法の違い
- 古式製法
-
- 江戸時代から続く伝統的な製法
- 原材料:米、米麹、焼酎
- 熟成期間:長い(半年〜1年以上)
- 新式製法
-
- 戦後の米不足の頃に開発された製法
- 原材料:米、米麹、醸造アルコール、糖類
- 熟成期間:短い(40〜60日)
- 原材料は一例です。
古式製法の原材料は「米、米麹、焼酎」のみで、熟成に非常に長い時間がかかります。
これに対し、新式製法は、醸造アルコールや糖類が原材料に使われていることが多いです。
新式製法の場合、醸造アルコールで熟成期間を短縮し、熟成が足りないと甘味が不足するので、糖類を添加します。




本みりんの中でも、醸造アルコールや糖類が使われていない「古式製法」のみりんがおすすめです!
「古式製法」の見分け方
古式製法のみりんは、「古式製法」や「伝統製法」と表示されていない場合もあります。
まずは原材料をみて見分けましょう。
いろいろな原材料のパターンの本みりん
①もち米、米こうじ、焼酎
②もち米、米こうじ、醸造アルコール
③米、もち米、米こうじ、醸造アルコール、米焼酎
④もち米、米こうじ、醸造アルコール、糖類
⑤米、もち米、米こうじ、醸造アルコール、糖類
例えば、①は間違いなく「古式製法」の本みりんです。
“間違いなく”と言うのも、②は醸造アルコールが使われていても「伝統製法」だからです。




「本みりん」もいろいろあって、難しいんだね…




私がおすすめの選び方を紹介します!
一番いいのは言うまでもなく、「醸造アルコール」「糖類」が原材料に入っていない本みりんです。
ただ、価格もかなり高いので、次におすすめなのは、「糖類」が入っていないものを選ぶことです。
糖類が入っていないということは、長期間熟成することで甘味が作られているからです。




醸造アルコールも糖類も入っていない本みりん、もしくは、「糖類」が入っていない本みりん。ってことね。
また、本みりんではないですが、本みりんに食塩が加えられた「醸造調味料」を選ぶのもコストパフォーマンス良く、料理に使うならおすすめです。
ただし、醸造調味料は塩が入っているので、塩分の調整が必要です。




同じ「醸造調味料」でも糖類や添加物を使って作られているものもあるので、しっかりラベルを見ましょう!
タイプ別みりんのラベル比較
ここまで説明を聞いて、実際のみりんのラベルを見てみましょう。




今までよりもみりんのラベルが読めるはず!
みりん風調味料



- 赤枠:原材料/青枠:添加物
原材料:水あめ、米・米こうじの醸造調味料、米黒酢/酸味料




「みりん風調味料」は「本みりん」とは全然違う原材料が使われています。
醸造調味料



- 赤枠:原材料/青枠:添加物
- ① 原材料:水あめ、米・米こうじの醸造調味料、食塩/酒精、調味料(アミノ酸等)、酸味料
- ② 原材料:もち米、米焼酎、米麹、食塩
同じ「醸造調味料」でも原材料が全然違います!




選ぶなら、②のような原材料の醸造調味料のみりんがおすすめです!
本みりん



- 赤枠:原材料
- ① 原材料:もち米、米こうじ、しょうちゅう
- ② 原材料:もち米、米こうじ、醸造アルコール
- ③ 原材料:米、もち米、米こうじ、醸造アルコール、米焼酎
- ④ 原材料:米、もち米、米こうじ、醸造アルコール、糖類
- ⑤ 原材料:もち米、米こうじ、醸造アルコール、糖類
本みりんも材料はさまざま。
産地(国産のもの)も確認しておきたいところです。




この中なら、①②③がおすすめの本みりんです!
ネット・スーパーで買えるおすすめのみりん6選



【本みりん】
\イチオシ!/



POINT
- 品質:
- 原材料:もち米(佐賀県、北海道、愛知県、滋賀県)、米こうじ(愛知県産米)、本格焼酎(愛知県産米、自社蔵製)




こだわりの本みりんといえばこれ!迷ったら絶対これ!そのまま飲めるくらい本当においしいみりんです!モデルの冨永愛さんも愛用してましたよ!
【本みりん】



POINT
- 品質:
- 原材料:もち米(国産)、米焼酎、米麹(国産米)
【本みりん】



POINT
- 品質:
- 原材料:もち米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール、焼酎乙類(国内製造)
【本みりん】
POINT
- 品質:
- 原材料:もち米、米こうじ、本格米焼酎(国内産)
【醸造調味料】
POINT
- 品質:
- 原材料:米(国産)、米麹、食塩
Amazonプライム会員なら送料無料
【醸造調味料】
POINT
- 品質:
- 原材料:米・米麹、食塩
- お米は山形県、兵庫県、長野県産、水は天竜川の伏流水を使用
Amazonプライム会員なら送料無料
▷▷オーサワ発酵酒みりん◁◁
まとめ
今回は、スーパーで選ぶ際に確認しておきたいみりんの選びのポイントを紹介しました。
みりん選びのポイント
- 古式製法の「本みりん」
- 「糖類」が含まれていない「本みりん」
- 本みりんに加塩した「醸造調味料」
上からおすすめ順です。




品質のいい調味料を使うと料理が一段とおいしくなると感じています!まずは調味料から見直しましょう♩
「安心安全な調味料や食品を買いたいけど、どれがいいかわからない…」と安全な食材さがしが難しいと感じている方は、食にこだわりたい方おすすめの食材宅配サービス7社を参考に、食材宅配を始めてみるのもおすすめです♩