本物で安全な醤油を買いたいけど、スーパーにはたくさんあってどれを選べばいいかわからない…
醤油といっても値段がピンからキリまであり、原材料を見ても違いが分かりにくいです。
- 醤油を質のいいものに見直したい
- 安全で体にいい醤油の選び方が知りたい
- 無添加でこだわって作られた醤油が知りたい
安い醤油は添加物で味付けをしていたり、安い原材料を使用している可能性が高いです…。大手メーカーだからといって安全な醤油だとも限りません。
この記事では、安心安全な醤油選びのポイントを教えます。この記事を読むことで、値段やブランドに左右されない商品の選び方を知ることができます。
- 原材料は「大豆・小麦・食塩」のみ
- 脱脂加工大豆よりも「大豆(丸大豆)」
- 大豆・小麦は「国産」のもの
- 製法は「本醸造」
- 本醸造の中でも「天然醸造」
- 熟成は「木樽」
- 塩は「天日塩」
- 有機JAS認定
全ての条件を満たす醤油は、かなり高額な醤油になります。
最低でも、
・原材料「大豆・小麦・塩」
・製法「本醸造」
・大豆・小麦は「国産」もしくは「有機」
は、おきたいポイントです。
>> 今すぐおすすめ醤油が知りたい方は、こちらをクリック! <<
(スポンサーリンク)
本物の醤油の選び方 ポイント8つ
安全な醤油選びをするためのポイントを8つにまとめました!
醤油選びのポイント8つ
- 原材料は「大豆・小麦・食塩」のみ
- 脱脂加工大豆よりも「大豆(丸大豆)」
- 大豆・小麦は「国産」のもの
- 製法は「本醸造」
- 本醸造の中でも「天然醸造」
- 熟成は「木樽」
- 塩は「天日塩」
- 有機JAS認定
最低でも、
・原材料「大豆・小麦・塩」
・製法「本醸造」
・大豆・小麦は「国産」もしくは「有機」
は、おきたいポイントです。
①原材料は「大豆・小麦・食塩」のみ(添加物が入っていない醤油)
醤油作りに必要となる基本の原材料は次の3つです。手間や時間をかけて発酵・熟成された醤油はこの3つのみで作ることができます。
- 大豆
- 小麦
- 食塩
原材料は「大豆・小麦・食塩」のみのものがおすすめ!
しかし、安い醤油は添加物を多く使うことによってコストを下げて、短期間で作られているものもあります。添加物で見た目や味を良くすることによって、低コスト・短時間で醤油を作ることができます。
醤油に使われる添加物の一例
甘味料 | アセスルファムカリウム、サッカリンナトリウム、ソルビトールなど |
保存料 | 安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸など |
調味料 | アミノ酸など |
着色料 | カラメル色素 |
甘味料…甘味をつける
保存料…長持ちさせるため
調味料…味付けのため
着色料…色を付ける
コストを下げるために添加物が使われて作られた醤油は避けたいところです。ただ、メーカーによっては品質の高い材料に手間暇をかけて作った醤油に添加物を入れることもあるそうです。特に九州地方で好まれるような甘口醤油には添加物の甘味料がよく入っています。
危険性の高い添加物が入っている場合もあります!
添加物が一切はいっていない「大豆・小麦・食塩」で作られた醤油がおすすめ。
②脱脂加工大豆よりも「丸大豆」
原材料の大豆には、「大豆(丸大豆)」もしくは「脱脂加工大豆」があります。安全な醤油を選ぶなら、「大豆(丸大豆)」がおすすめ。
よく「脱脂加工大豆」と書かれている醤油をみるけど、あれはなに…?
丸大豆と脱脂加工大豆の違いは以下のとおりです。
- 丸大豆=大豆
- 丸大豆とは加工していない大豆のこと。
- 大豆油をしぼった後の大豆。
- コストを抑え、短期間で醤油を作ることが可能。
- 大豆油をしぼる際、石油由来のヘキサンという毒性のある薬品が使われる。(ほとんど残らないと言われています)
国内の醤油は脱脂加工大豆が80%以上を閉めています。丸大豆を使う醤油には大豆本来の旨味や深いコクがでるといわれています。
美味しい醤油を選ぶなら、「大豆(丸大豆)」がを選びましょう。
③大豆・小麦は「国産」のもの
さらに、大豆や小麦は「国産」と書かれているものがおすすめです。
国産を選ぶことで、2つの心配が減ります。
- 遺伝子組み換えへ
- プレハーベスト
遺伝子組み換えについて
日本で遺伝子組み換え作物は商用に栽培されていないので、「国産」の大豆を選ぶことが一番安全です。
そもそも「遺伝子組み換え」って安全じゃないの?
厚生労働省HPによると、
さまざまなデータに基づき、組み込んだ遺伝子によって作られるタンパク質の安全性や組み込んだ遺伝子が間接的に作用し、有害物質などを作る可能性がないことが確認されていますので、食べ続けても問題はありません。
引用元:厚生労働省
つまり、安全上問題はないと見解しています。
しかし、遺伝子組み換え作物は、アレルギーや発がん性などの健康被害が出るという報告があったり、長期的な影響はわからないといわれています。
遺伝子組み換えされた大豆は、除草剤に強い遺伝子をもっています。除草剤(農薬)を多く使っても枯れない作物です。つまり、遺伝子組み換え大豆は、農薬がたくさん使われている可能性があるのです。
遺伝子組み換え作物は、日本では商用には作られていません。遺伝子組み換え作物を避けるなら、「国産」のものを選びましょう!
参考
SMART AGRI
ポストハーベストについて
プレハーベストってなに…?
プレハーベストは、収穫する前にまく農薬のことです。
アメリカやカナダから輸入する小麦は、収穫前に農薬をまくことで、あえて小麦を枯らし、簡単に刈り入れする方法がとられています。
- 健康被害が疑われる(発がん性など)
- 環境汚染
輸入小麦のプレハーベストの問題は、さまざまな本に書いてあるほど有名な話です。
参考
秋川牧園
遺伝子組み換え作物やプレハーベストの問題からも国産大豆・小麦がおすすめです!
④製法は「本醸造」
原材料だけでなく、製法も醤油選びの基準にしましょう。醤油の作り方は、3つに分類されます。
- ①本醸造
-
- 大豆(脱脂加工大豆)に小麦と塩を加えもろみを作る。
- もろみを半年〜3年の期間をかけ、発酵熟成させる。
- 発酵されたもろみを布で絞る。(もろみを絞ったもの=生揚醤油)
- 生揚醤油に火を入れ、殺菌・香りづけ・色を調える。
- 昔ながらの製造方法で、約8割は本醸造で作られている。
- ②混合醸造
-
もろみにアミノ酸液を加え醸造し、製造されたもの。
- ③混合
-
絞った醤油(生揚醤油)にアミノ酸液を加え、製造されたもの。
「混合・混合醸造」科学的に旨味・甘味を加えるのに対し、「本醸造」は大豆のたんぱく質や小麦のでんぷんによって自然に旨味・甘味が作られます。
製法は自然に作られた「本醸造」を選びましょう!
⑤本醸造の中でも「天然醸造」
さらにココをcheck!
本醸造のなかでも「天然醸造」と記載があるものが、こだわって作られた醤油です。
「天然醸造」は江戸時代から伝わるの伝統的な醤油の作り方。
以下の3つの条件を満たす醤油が「天然醸造」と表示することができます。
- 製法は本醸造であること
- 醸造のために酵素を使っていない
- 添加物を一切使用していない
「天然醸造」は、丸大豆・小麦・食塩のみを原料とし、醸造のための酵素や食品添加物を使用せず、自然のまま1年間じっくり醸造している醤油です。
天然醸造の醤油は、人工調味料では作り出せない、深いコク・まろやかな味・ほのかな大豆の香りがでるそうです。
ただ、手間と時間がかかり大量生産に向いていないため、全生産量はわずか1%未満。
手間隙がかかる分、価格は高いけど、「天然醸造」の醤油を試してみる価値はあると思います。
⑥熟成は「木樽」
醤油は、作る工程で「木樽」か「タンク」の中で発酵・熟成します。
- 木樽の特徴
-
- 容器内に住み着いた微生物が発酵をうながす。
- 一度に仕込める容量は少ない。
- 自然の温度変化によって発酵するため、味が不安定。
- タンクの特徴
-
- 乳酸菌や酵母菌などの微生物を培養したものを添加する。
- 一度に仕込める容量は多い。
- 温度などの環境を管理することから、味が安定している。
木樽での発酵は、微生物が住み着くため、蔵でしか味わえない風味や味わいを作ることができ、発酵に時間がかかる分、旨味成分のグルタミン酸が増えるという研究結果もあるそうです。
醤油にこだわるなら「木樽」がおすすめ!
⑦塩は「天日塩」
原料に使われる塩は「天日塩」と書かれたものを選ぶのもポイントのひとつです。
塩とひとことで言ってもさまざまな方法で作られた塩があります。
「天日塩」とは、海水を太陽と風によって蒸発させ、自然の力で作られた塩で、精製塩と違ってミネラルなどの栄養素が多く含まれています。
醤油にこだわるなら、「天日塩」の記載も目安にしましょう!
⑧「有機JAS認定」の醤油
原材料の大豆と小麦に「有機」や「有機JASマーク」の表記がある醤油もおすすめです。
有機JASマークとは?
引用元:有機農産物の日本規格
農業の自然循環機能の維持増進を図るため、化学的に合成された肥料及び農薬の使用を避けることを基本として、土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させるとともに、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した栽培管理方法を採用したほ場において生産すること。
つまり、有機栽培の大豆や小麦は特定の化学肥料・農薬に頼らず、自然の力で作られています。「有機」や「有機JASマーク」の表示できるのは、有機JAS規格の厳しい基準をクリアした商品なので、その分安全性が信頼できます。
原料の大豆・小麦は「国産」もしくは「有機栽培」を選ぶのがおすすめです。
「有機」の他に、「特別栽培」「減農薬」「省農薬」と表示されているものもあります。一般栽培の半分以下の量の農薬で育てられた作物のことです。「有機」ほど厳しい基準で農薬の使用を制限しているわけではないですが、「特別栽培」「減農薬」「省農薬」の表示も参考にするといいでしょう。
安全なおすすめ醤油7選
こだわって作られた醤油を7つ紹介します!
おすすめの 醤油 | ①吉野杉樽天然醸造醤油 | ②井上古式じょうゆ | ③木桶造りしょうゆ | ④丸大豆醤油 | ⑤丸中醸造醤油 | ⑥有機丸大豆の吟選しょうゆ | ⑦特選有機しょうゆ |
原材料 | 大豆(国産) 小麦(国産) 食塩(メキシコ) | 丸大豆(国産) 小麦(国産) 食塩 | 特別栽培大豆(国産) 特別栽培小麦(国産) 食塩 | 大豆(国産) 小麦(国産) 食塩(国産) | 大豆(国産) 小麦(国産) 食塩 | 大豆(アメリカ・カナダ) 小麦(アメリカ・カナダ) 食塩(メキシコ) | 有機大豆(アメリカ) 有機小麦(カナダ) 食塩 |
10mlあたり 価格 | (546円/500ml) | 10.9円1037円/900ml | 11.5円1080円/1L | 10.8円771円/900ml | 8.5円1555円/720ml | 21.5円323円/1L | 3.2円442円/750ml | 5.8円
こだわり ポイント | 木樽・天然醸造・天日塩・1年以上熟成 | 木樽・天然醸造・2割増大豆 | 木樽・天然醸造・長崎県海水の平釜塩・厳選の国内原料 | 木樽・天然醸造・天日塩・3年かけて製造 | 有機大豆使用 | 有機大豆・小麦使用 | |
– 商品詳細 – – Amazonプライム会員 – 送料無料 | 人気醤油を選びたいならこれ! 商品詳細 詳細 | 強めの塩味とコクを求めるならこれ! 商品詳細 詳細 | 特別栽培で安全を求めるならこれ! 商品詳細 詳細 | 国産にこだわるならこれ! 商品詳細 詳細 | 味のバランス・品質を求めるならこれ! 商品詳細 詳細 | スーパーでも買える!コスパ重視ならこれ! 商品詳細 詳細 | コスパ・安全性を求めるならこれ! 商品詳細 詳細 |
- 10mlの価格はECサイトの価格(2022.9時点)を元に計算しています。あくまでも目安としてご参考にしてください。
①吉野杉樽天然醸造醤油(フンドーキン)
\ Amazonプライム会員送料無料/
商品詳細
- 原材料:大豆(国産)・小麦(国産)・食塩(メキシコ)
- 特徴:木樽、一年以上熟成、天然醸造、天日塩
Amazon醤油カテゴリー1位の人気醤油。注いだ瞬間、醤油の香りがたち、色味は薄めでまろやかな味わいの醤油です。
②井上古式じょうゆ(井上醤油店)
\ Amazonプライム会員送料無料/
商品詳細
- 原材料:丸大豆(国産)・小麦(国産)・食塩
- 特徴:天然醸造、木樽、2割増大豆
※一般的な大豆「大豆:小麦=1:1」、2割増大豆「大豆:小麦=2:1」
大手メーカーの醤油と比べると、この醤油の濃さやコクがあきらかにちがいました。
クリックすると開きます☟
③木桶造りしょうゆ(オーサワジャパン)
\ Amazonプライム会員送料無料/
商品詳細
- 原材料:特別栽培大豆(国産)、特別栽培小麦(国産)、食塩
- 特徴:天然醸造、木桶で1年以上長期熟成、天日塩
塩気はしっかりきいていてコクもあるので、少しの量でもしっかり味がつきます。特別栽培なので安心して使えます。
④丸大豆醤油(大徳醤油)
\ Amazonプライム会員送料無料/
商品詳細
- 原材料:大豆(国産)、小麦(国産)、食塩(国産)
- 特徴:天然醸造、木樽、長崎県海水の平釜塩
- 国内原料にこだわり厳選されたものを使用
シンプルな醤油ですが、色味はそこまで濃くなく、程よいしょっぱさです。品質はいいのに価格は抑えられているのも嬉しい。
⑤丸中醸造醤油(丸中醤油)
\ Amazonプライム会員送料無料/
商品詳細
- 原材料:大豆(国産)、小麦(国産)、食塩
- 特徴:天然醸造、木樽、天日塩
- 国の宝・有形文化財に認定された醸造蔵にて基本三年の月日をかけて作れる
本当に美味しいお醤油です。ネット上ですが、美味しいお醤油を探し求め、行き着いたのがこちらの蔵元でした。間違いない味です。
(引用元:Amazon)
⑥有機丸大豆の吟選しょうゆ(ヤマサ醤油)
商品詳細
- 原材料:大豆(アメリカ・カナダ)・小麦(アメリカ・カナダ)・食塩(メキシコ)
- 特徴:天日塩、有機栽培の大豆
- スーパーでも買えるお手頃価格醤油
- 産地については、ヤマサ醤油へ問い合わせし、確認しております。
有機大豆なのにお値段もそこまで高くなく、気兼ねなく使えます。お手頃価格な割においしい醤油です。
⑦特選有機しょうゆ(キッコーマン)
商品詳細
- 原材料:有機大豆(アメリカ)(遺伝子組換えでない)、有機小麦(カナダ)、食塩
- 特徴:有機JAS認定
たくさんある有機醤油の中で、知られているメーカーですし、価格もあまり高くないのでそういう意味で使いやすいと思います。
(引用元:Amazon)
本物のこだわった醤油は原材料や製法をチェックしよう
今回は、安心安全な醤油の選びで最低限チェックしておきたいポイントを紹介しました。
醤油選びのポイント8つ
- 原材料は「大豆・小麦・食塩」のみ
- 脱脂加工大豆よりも「大豆(丸大豆)」
- 大豆・小麦は「国産」のもの
- 添加物が使われていない醤油
- 製法は「本醸造」
- 本醸造の中でも「天然醸造」
- 熟成は「木樽」
- 塩は「天日塩」
- 有機JAS認定
品質のいい調味料を使うと、料理が一段とおいしくなると感じてます!まずは調味料から見直してみましょう♩
無添加食品のデメリットは食中毒などの衛生上の問題があることです。醤油の場合は、塩分が高いことから食中毒などの心配はありません。ただ、品質を保つためにも開封後は冷蔵庫で保存し、1ヶ月以内に使い切りましょう!
「安心安全な調味料や食品を買いたいけど、どれがいいかわからない…」と安全な食材さがしが難しいと感じている方は、食にこだわりたい方おすすめの食材宅配サービス7社を参考に、食材宅配を始めてみるのもおすすめです♩